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【今週の注目記事】登校中児童ら6人負傷の事故、なぜ〝2度〟も無罪? 「検察VS裁判所」意識のズレ

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【今週の注目記事】
登校中児童ら6人負傷の事故、なぜ〝2度〟も無罪? 「検察VS裁判所」意識のズレ

児童ら6人をはねた乗用車と大阪地検、大阪地裁 児童ら6人をはねた乗用車と大阪地検、大阪地裁

 これに対し、29年3月に大阪地裁が下した判決は自動車運転処罰法違反罪の「無罪」。危険運転致傷罪はもとより、過失傷害罪の成立も認めなかった。

「危険運転」あきらめ立証も…

 1審判決は、女性が何らかの理由で当時仮睡(居眠り)状態にあったと認定。その上で、睡眠導入剤を飲んだことが影響したとする危険運転罪について、「睡眠導入剤の影響には個人差があり、女性の事故当時の薬の血中濃度は、それほど高くなかった可能性がある」と指摘。

 事故直前まで20分以上にわたり女性が信号無視もせず正常な運転をしていたこと、それまで薬を服用しても日常生活を不都合なく営んでいたことを踏まえ、「薬の影響で居眠り状態になっていたとはいえない」と結論づけ、成立を認めなかった。

 さらに、事故の直前までは運転のふらつきなどはないことを挙げて「眠気によって前方注視が困難な状態になったとまでは認められない」とし、過失傷害罪についても否定した。

 この判決を不服として検察側は控訴。2審で検察側は「危険運転致傷罪の成立を否定した1審判断はやむを得ない」とし、主に過失傷害罪の成立を目指して追加立証していった。

 しかし結果は控訴棄却。今度も“無罪”だった。

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