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映画「日本初上映」は難波!? 定説「京都説」に一石投じる新説、地元企業などが「まちづくりに」と注目  

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映画「日本初上映」は難波!? 定説「京都説」に一石投じる新説、地元企業などが「まちづくりに」と注目  

難波の映画ゆかりの地 難波の映画ゆかりの地

 日本ではじめて映画が上映されたのは大阪・難波だった-。これまで定説だった「京都説」に一石を投じる映画史の新説をめぐり、地元の商店主や企業などがまちづくりに生かす可能性を探っている。もともと難波界隈は日本で初めて映画興行が行われるなど映画との関わりが深く、新説に熱い視線を送る関係者らは「ミナミの映画文化を発信するきっかけにしたい」と意気込む。

 「映画は『なんば』からはじまった!」と題した講演会が昨年12月、大阪市内で開かれた。講師は、元新聞記者で現在は映画評論などを手がけるエッセイストの武部好伸さん(63)。映画の原型といえるスクリーン投影式の映画の日本初上映について、平成28年に出版した著書「大阪『映画』事始め」で定説を覆す新説を提唱し、話題を集めた。

 従来の説では、明治30(1897)年1~2月に京都でフランス製の映写機「シネマトグラフ」を使った映画上映が日本初とされている。しかし、武部さんは新聞や映画研究誌などを丹念に調査し、明治29年12月に大阪・心斎橋の輸入商、荒木和(わ)一(いち)氏がアメリカで発明王エジソンから買い付けた映写機「ヴァイタスコープ」を使って、現在の南海難波駅近くにあった福岡鉄工所で上映していたとの「史実」を発掘した。

 その縁で、多くの人に新説を知ってもらおうと、南海電鉄が今回の講演会を企画。地元の商店街関係者や映画ファンら100人以上が参加した。

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