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【浪速風】まだ土俵の外が「荒れる初場所」 泥沼「貴乃花親方VS相撲協会」対立、高をくくっていたらファンは離れる(1月12日)

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【浪速風】
まだ土俵の外が「荒れる初場所」 泥沼「貴乃花親方VS相撲協会」対立、高をくくっていたらファンは離れる(1月12日)

日本相撲協会の臨時理事会に出席した貴乃花親方(左)、八角理事長(右端)=昨年12月(山田俊介撮影) 日本相撲協会の臨時理事会に出席した貴乃花親方(左)、八角理事長(右端)=昨年12月(山田俊介撮影)

 大相撲のラジオ放送がスタートしたのは、昭和3(1928)年の初場所初日の1月12日である。アナウンサーは仕切りの時間をつなぐ話題に苦労したそうだ。そこで、桟敷にいた相撲好きの俳人で作家、久保田万太郎らが即興で句を詠んで渡し、間を持たせたという。

 ▼「初場所の土俵はやくも荒るるかな」は万太郎の作である。14日から初場所が始まるが、土俵の外が荒れている。元横綱日馬富士の暴行事件は、罰金50万円の略式命令が下され、関係者の処分も発表されたのに、まだ収まらない。とりわけ理事を解任された貴乃花親方と日本相撲協会の対立は泥沼の様相だ。

 ▼ラジオ放送には「実況したら国技館に観客が来なくなる」と心配する声もあったが、以前に増して相撲人気は高まった。仕切り制限時間を設けるなど、時代に合わせた改革を行なったからだ。場所が始まれば関心は土俵に向く、と高をくくっていたら、ファンは離れる。相撲協会はおわかりか。

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