産経WEST

【平昌五輪~フィギュアのDNA(下)】宮原、坂本、本田…関西勢の躍進支える2人の「名伯楽」 個性生かす指導、花開くか

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【平昌五輪~フィギュアのDNA(下)】
宮原、坂本、本田…関西勢の躍進支える2人の「名伯楽」 個性生かす指導、花開くか

全日本選手権でフリーの演技を終えた宮原知子選手を抱きしめる浜田美栄コーチ 全日本選手権でフリーの演技を終えた宮原知子選手を抱きしめる浜田美栄コーチ

 「フィギュアは氷の上でしか技術を磨けない。選手らがより良い環境を求めて(所属先を)転々とするのは珍しくない」と京都府スケート連盟副会長の松山孝司(71)は言うが、浜田から生徒らが離れなかったのは、浜田の卓越した指導力が大きい。

努力家の宮原、芸術家の本田…「同じ型」にはめない柔軟な指導

 その指導法は実に柔軟。選手一人一人を「同じ型」にはめない。能力や体形の違いを生かすためだ。

 例えば、小学校低学年の時に初めて会った宮原は、決して才能に恵まれたスケーターには見えなかったという。ただ、人の何倍もの時間を練習に費やせる粘り強さは抜きんでていた。

 だから、滑っているときの手の位置や角度まで、細かく詰めて教えた。宮原はそれを辛抱強く反復し、精度を高めていった。浜田は成長著しい本田真凜=まりん=(16)も指導するが、「彼女は芸術家。(宮原と)同じような指導をすれば嫌がるでしょうね」。

 選手の個性を尊重しつつ、ひとつのことを極める「関西フィギュアのDNA」が、ここでも受け継がれている。

 めったに選手を褒めない浜田は昨年末の全日本選手権の演技後、宮原が五輪切符を手中にすると「よく頑張ったね」と抱きしめた。宮原もインタビューで「少しはつらい時期に助けてくれた恩返しができたと思う」と返した。

続きを読む

このニュースの写真

  • 宮原、坂本、本田…関西勢の躍進支える2人の「名伯楽」 個性生かす指導、花開くか

関連トピックス

関連ニュース

「産経WEST」のランキング