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【西論】平成30年展望 私たちは日出ずる国の民だ

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【西論】
平成30年展望 私たちは日出ずる国の民だ

伊勢神宮の外宮の参拝に向かう安倍晋三首相=1月4日午後、三重県伊勢市 伊勢神宮の外宮の参拝に向かう安倍晋三首相=1月4日午後、三重県伊勢市

 この憲法ゆえに、日本は安全保障策において専守防衛の立場だとされる。

 しかし憲法上、仮にそうであっても、現実に即して考えれば、専守防衛なるものそれ自体がおかしい。

 たとえば、日本に放たれようとする北朝鮮のミサイル基地をたたく敵基地攻撃能力を保有することは、それ自体が抑止力となる。敵の攻撃意思を抑えることができる。自衛力にほかならない。

 昨年末、政府が長距離の巡航ミサイル導入の方針を固めた際、野党は「専守防衛に反する」と反発した。また安倍晋三首相も、改定作業を進める「防衛計画の大綱」について、「専守防衛を当然の大前提とする」旨を語った。

 現実に即して考えれば、このような議論や発言が現行憲法の呪縛に捕らわれたものであることは、明らかである。年明けの会見などで首相は憲法改正への意欲を語ったが、加速させてほしい。

 国の最高法規である憲法が国家の権利を制限するという間違いを犯しているのだから、「憲法を改正しよう」という主張が、与野党ともになされなければならない。正論を堂々と語る勇気をこそ持ちたい。

 大きい棍棒(こんぼう)を持って穏やかに話す、とは、20世紀初頭の米国大統領、セオドア・ルーズベルトが好んだ言葉である。現実の国際政治の実態をよく表している。この実態に即した議論こそ、なされるべきだ。

 まともなことがまともに議論される年で、今年はありたい。

 ◆独立不羈の精神

 北朝鮮、それに尖閣諸島をめぐる中国からの、わが国への圧力は今後も続く。

 私たちは祖先から受け継ぎ、子孫に伝えるべきこの国を、現実に守っていかねばならない。その努力を、同胞力を合わせて、助け合ってなしていきたい。

 この間過ごした正月の習俗は、おそらく古い古いむかしから、この国に息づいている。家を清め、しめ縄を巡らせて聖域とし、神を迎えてきたのが、おそらくは日本の正月である。

 先祖が、それを現在の私たちに伝えてくれているのである。それは、第二次大戦後の一時期を除けば、この国が他国の支配下に入らず、独立を保ってきたということだ。驚くべき、また感謝すべきことではないか。

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