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【西論】平成30年展望 私たちは日出ずる国の民だ

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【西論】
平成30年展望 私たちは日出ずる国の民だ

伊勢神宮の外宮の参拝に向かう安倍晋三首相=1月4日午後、三重県伊勢市 伊勢神宮の外宮の参拝に向かう安倍晋三首相=1月4日午後、三重県伊勢市

 こんなことは公の場で書くべきではないかもしれないのだが、神社にお参りすると、まず「国家安泰」と胸の内で大きく唱える。

 続いて控えめに「家内安全」、さらに抑えて「文運隆盛」。そのあと、その時々の願い事があれば続ける。私事を先立たせるのは、いささかはばかられる気がするのである。

 もちろんこれは筆者の勝手な思いであって、人に押し付けるものではない。神様への願い事は、失礼でなければ何でもいいと思う。日本の神はおおらかだ。

 ◆切迫する「国家安泰」

 今年の初詣も、さきの順序の通りに祈念した。

 しかし今年ほど、「国家安泰」という言葉が切迫したものに感じられた年はなかった。

 わが国を取り巻く安全保障環境は、戦後かつてないほど悪化している。朝鮮半島有事が、現実に起こり得るものとして迫っているからである。

 危機をあおるつもりはないし、その必要もない。しかし現実に起こり得ることがらに対しては、実際に起こったときに備えて、それなりの青写真を描いておく必要がある。

 正直にいって、新年を迎えられたときはほっとした。しかし危機的な状態はなお続いている。気を抜いてはいけない。

 韓国にいる日米両国の市民らを避難させる、非戦闘員退避活動(NEO)の動向に注意しておく必要がある。

 有事が現実になってしまえば、日本にも北朝鮮のミサイルが着弾する可能性は否定できない。内閣官房の国民保護ポータルサイトなどで、避難方法を事前に確認しておくことが必要である。防災用品や食料、飲料水などの備蓄も心掛けておきたい。

 ◆正論を堂々と語ろう

 新年早々から物騒な原稿になってしまっていることは、承知している。しかしこれがいま、日本が置かれている現状である。

 戦後憲法の空想的平和主義は通用しない。私たちは、現実に基づいて国の安全保障を根本から考え直す必要がある。

 以前も当欄などで書いたことだが、占領下に連合国軍総司令部が草案を作った現行憲法は、日本という国家の権利を制限している。国権の発動である戦争を放棄し、交戦権を認めないということは、権利の部分的な否定にほかならない。

 そのような国家が真の独立国であるとは、とてもいえない。

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