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【バイリンガル・アンパイア(5)】ゲームを円滑に進められるか…新リプレー検証「リクエスト」への環境整備が急務 プロ野球審判員の丹波幸一さん(47)

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【バイリンガル・アンパイア(5)】
ゲームを円滑に進められるか…新リプレー検証「リクエスト」への環境整備が急務 プロ野球審判員の丹波幸一さん(47)

プロ野球では来季から「リクエスト」制度が導入され、丹波幸一さんら審判員のプレッシャーはさらに大きくなる=兵庫県西宮市の甲子園球場(前川純一郎撮影) プロ野球では来季から「リクエスト」制度が導入され、丹波幸一さんら審判員のプレッシャーはさらに大きくなる=兵庫県西宮市の甲子園球場(前川純一郎撮影)

 --プロ野球では来季から監督の要求で、映像によるリプレー検証を行う「リクエスト」制度が導入されます

 丹波 リプレー検証では責任審判は当該プレーの判定でなくても、3万-4万人もの観客が静かに見守る中でマイクを持って説明しないといけない。嫌な場面です。去年の日本シリーズ第2戦(本塁クロスプレーをめぐってシリーズ史上初めてリプレー検証が行われた)では、責任審判だった僕が当該ではないプレーで判定を覆すことになりました。(自分が場内放送する)映像がテレビで流れ続けるんですよ。まるで僕がジャッジしたかのように見えるし、嫌だなと思いますね。

 --来年からチームからの要求にその都度応えなければなりません。影響は

 丹波 米国に「右へならえ」で少し遅れてやっている感は否めません。米国は運営方法がまったく違うんです。メジャーは何十億円もの設備投資をし、各球場備え付けのカメラによる同じ条件の映像が集められ、ニューヨークの「リプレー・オペレーション・センター」で現場とは別のクルーが判定し、現場の審判員のヘッドホンに伝えている。しかし、日本は12球団統一の機器はなく、審判が控え室で映像を巻き戻しながら繰り返し見ます。

 --結果を出すのに時間がかかる場合もあります

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