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トップの私的利用否定、工藤会上納金脱税で金庫番 福岡地裁で被告人質問

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トップの私的利用否定、工藤会上納金脱税で金庫番 福岡地裁で被告人質問

 特定危険指定暴力団工藤会(北九州市)の上納金を巡る脱税事件の福岡地裁公判は11日、トップの総裁野村悟被告(71)と共謀したとして所得税法違反罪に問われた幹部山中政吉被告(67)の被告人質問を実施した。山中被告は「上納金は工藤会の運営に使われていた」とし、野村被告の私的利用を否定した。

 山中被告は「金庫番」として建設業者などから集めた上納金の分配に関わり、野村被告の個人資金の管理もしていたとされる。

 公判では弁護側の質問に対し、野村被告に渡ったとされる上納金が入金されていた口座について「野村被告が他団体と交流するための交際費が入っていた」と供述した。弁護側は「被告個人ではなく、工藤会に帰属する口座だ」として課税対象である「個人所得」には当たらず、無罪だと主張している。 検察側は昨年10月の初公判で、山中被告が複数の口座を使って工藤会の資金と、野村被告の私的な金に振り分けていたと指摘していた。

 起訴状によると、2人は共謀し平成22~26年、上納金から得た約8億900万円を野村被告の所得として申告せず、約3億2千万円を脱税したとしている。

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