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【高校野球】タイブレーク導入…決勝除外で現場に配慮 日本高野連は引き続き投球回数制限など検討

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【高校野球】
タイブレーク導入…決勝除外で現場に配慮 日本高野連は引き続き投球回数制限など検討

 高校野球のタイブレークが選抜大会に加え、夏の全国選手権大会や地方大会でも一律に採用されることになった。過密日程になりがちな高校球児の肩やひじのけが予防など負担軽減策として以前から検証され、明治神宮大会や国体ではすでに採用されている。しかし、今回議論されたのは全国の高校球児の晴れ舞台である甲子園。「熱い戦い」「死闘」とはイメージの異なる決着方法に、関係者の間では「選手が納得できないのでは」などの反対意見もあった。

 そうした中、日本高野連は十三回からのタイブレーク導入、地方大会も甲子園も決勝は除外という形で現場に配慮した。過去10年間で見ると、春の選抜大会は35試合が延長戦となり、うち26試合が十二回までに決着。夏の選手権大会では43試合の延長戦で十三回以降までもつれたのは1試合だけ。春夏合わせて、約87%の試合が十二回までに決着している。タイブレークを導入しつつも、大きな影響は避けたといえる。

 ただ、タイブレークでは、これまでのように十五回終了後に同点でも再試合とならず、試合を続行する。投手の負担を軽減するため、規則改正で1人の投手が登板できるイニング数は15回を限度とすることになった。

 選抜大会は今年第90回、夏の選手権大会は第100回。高校野球は、タイブレークの一律導入で大きな節目を迎えた。選手の健康管理の課題について、日本高野連の竹中雅彦事務局長は「今回のタイブレーク導入で対策は終わりということは、絶対にない。投球回数制限などはこれからも考えていかないといけない」と話し、3月の選抜大会で効果を検証し、さらにルール改定を重ねていく意向であることを強調した。(上阪正人)

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