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【エンタメよもやま話】「ガキ使」浜ちゃん黒塗りに批判…実は「ビバリーヒルズ・コップ」は黒人差別の映画と指摘されていた

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【エンタメよもやま話】
「ガキ使」浜ちゃん黒塗りに批判…実は「ビバリーヒルズ・コップ」は黒人差別の映画と指摘されていた

日本テレビ「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」公式ツイッターには、米国の俳優エディー・マーフィー演じる刑事の扮装をしたダウンタウン浜田雅功に「黒人への差別だ」「日本人として残念」「モノマネしてるだけでしょ」など、数多くの意見が寄せられているhttps://twitter.com/gakitsukatter/ 日本テレビ「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」公式ツイッターには、米国の俳優エディー・マーフィー演じる刑事の扮装をしたダウンタウン浜田雅功に「黒人への差別だ」「日本人として残念」「モノマネしてるだけでしょ」など、数多くの意見が寄せられているhttps://twitter.com/gakitsukatter/

 大変遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。今月から6年目に突入した本コラム、今年も宜しくお願いいたします。

 さて、年明け1発目となる今週の本コラムでは、年末年始に世間をざわつかせた人種差別問題について、違った角度からご紹介いたします。

 既にご存じの方も多いと思いますが、例年、大晦日(おおみそか)のNHKの紅白歌合戦の裏番組ながら、例年、大健闘している「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」(日本テレビ制作)の特別番組「絶対に笑ってはいけない」シリーズ。

 2006(平成18)年の大晦日からスタートしたこの企画、昨年の大晦日は「アメリカンポリス24時!」だったのですが、この番組で、大御所お笑いコンビ、ダウンタウンの浜田雅功さん(54)が、米ハリウッド映画「ビバリーヒルズ・コップ」(1984年、マーティン・ブレスト監督)で米黒人俳優エディー・マーフィーさん(56)が演じた刑事の扮装(ふんそう)をまね、黒塗りメークで登場。

 これに対し、米紙ニューヨーク・タイムズや英BBCなどが、浜田さんの扮装について、日本に住む外国人らから「人種差別だ」と批判が出ていると報じ、騒ぎになったのです。

 2016年9月16日付の本コラム「中国に媚び『万里の長城』映画、でもマット・デイモン主役…ハリウッドご都合主義“人種差別”世界が激怒

https://www.sankei.com/west/news/160916/wst1609160001-n1.html

でもご説明しましたが、ハリウッドでは“ヒーローやヒロインを常に白人が演じるのは白人優位思想の表れで、人種差別の一環である”との考えが根強く、実際、超大作「クレオパトラ」(1963年)で、主人公の古代エジプトの女王を英国生まれの白人、故エリザベス・テイラーさんが演じたような“ご都合主義”は、昔から「ホワイトウォッシング」であると糾弾(きゅうだん)されています。

 それでも「ホワイトウォッシング」はなくならず、事あるごとに欧米メディアがそれを指摘するという、いたちごっこ的状況が続いています。

▼【関連ニュース】中国に媚び『万里の長城』映画、でもマット・デイモン主役…ハリウッドご都合主義“人種差別”世界が激怒

 このように欧米では、映画やドラマでの役柄におけるスターの人種の扱いや配慮に至るまで、人種問題に関してはとにかく厳しいわけで、今回の「ガキ使」の一件については「日テレ~ 浜田~ アウト~」(ケツバットバーン!)なわけですが、記者は今回の騒動で「ホワイトウォッシング」ではなく、別の言葉を思い出しました。「マジック・ニグロ(Magical Negro=魔法の黒人)」です。

 これは「ドゥ・ザ・ライト・シング」(1989年)で知られる米黒人監督、スパイク・リーさん(60)が2001年に有名にした概念です。

(次ページ)あの名監督が非難した“マジカル能力の配役”の真実…

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