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【関西の議論】想定外の問題浮上…京都「シャッター通り」商店街、インバウンドターゲットで人気回復も

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【関西の議論】
想定外の問題浮上…京都「シャッター通り」商店街、インバウンドターゲットで人気回復も

外国人観光客を取り込む努力を続け、にぎわいが戻りつつある稲荷繁栄会=平成29年12月、京都市伏見区 外国人観光客を取り込む努力を続け、にぎわいが戻りつつある稲荷繁栄会=平成29年12月、京都市伏見区

 外国の文化や習慣への理解のため、講師を招いて店主らが日本と外国の違いを学んだうえで、守ってほしいマナーやルールを店先に掲示した。さらに、インバウンドからの需要が高い公衆無線LAN(Wi-Fi)を整備。商店街や観光ルートを日・英・中3カ国語で紹介するホームページも立ち上げ、Wi-Fiに接続すると、自動でアクセスできるように設定した。

 こうした対策が実を結び、今では26店舗にまで回復した。稲荷繁栄会の大谷英之参与理事(49)は「これまで見えていなかったターゲットにすべき客層が鮮明になった」と手応えを感じている。

 ただ、別の問題も浮上した。外国人客の急増は地元客との摩擦を生み、両者の共存が大きな課題になってきたのだ。60年近く稲荷繁栄会を利用してきた女性(88)は、活気ある様子に懐かしさを感じる一方、「急に立ち止まってスマートフォンで撮影する観光客が多く、ぶつかってしまうことがある」と困惑する。

 さらに、レンタカーを利用する外国人客も増えたことから、交通にまつわるトラブルも後を絶たない。混み合う場所で事故が増えたり、店の駐車場に勝手に車を止められたりすることもあり、商店街は対策に追われている。

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