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【関西の議論】想定外の問題浮上…京都「シャッター通り」商店街、インバウンドターゲットで人気回復も

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【関西の議論】
想定外の問題浮上…京都「シャッター通り」商店街、インバウンドターゲットで人気回復も

外国人観光客を取り込む努力を続け、にぎわいが戻りつつある稲荷繁栄会=平成29年12月、京都市伏見区 外国人観光客を取り込む努力を続け、にぎわいが戻りつつある稲荷繁栄会=平成29年12月、京都市伏見区

 要因の一つが、固定客の高齢化。調査結果によると、客層で最も多いのが「高齢者」で37・2%だった。一方で、28年には年間約2400万人の外国人が日本を訪れ、旅行消費額は計3兆7500億円。この巨大な財布を逃す手はない。

 ただ、インバウンド需要を取り込めていないのが実情だ。近畿経済産業局は、活性化を図る取り組みで成果を上げている商店街35カ所について調査を行った。その結果によると、約7割が客に占める外国人の割合が「増加ないし増加の兆しが見られる」と回答。しかし、外国人対策を取っている商店街はわずか2割にとどまる。潜在的なニーズがありながら、対応し切れずに需要を取りこぼしている現状がうかがえる。

復活も地元客と軋轢…

 そんな中、インバウンドの取り込みに成功し、かつてのにぎわいを取り戻しつつあるのが、伏見稲荷大社(京都市伏見区)のおひざ元に展開する稲荷繁栄会だ。設立当初の昭和26年、大社前の本町通を中心に約150店が立ち並んでいたが、平成24年にはわずか15店まで落ち込んだ。

 存続が危ぶまれたが、2014(平成26)年に世界最大の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」が、伏見稲荷を日本の観光地の「人気1位」として紹介したことをきっかけに、外国人観光客が急増。この機会を逃すまいと受け入れ環境の整備に力を入れた。

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