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【ビジネスの裏側】予算、研究はリーダーにお任せ 新薬開発にプロジェクト制導入、大日本住友製薬

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【ビジネスの裏側】
予算、研究はリーダーにお任せ 新薬開発にプロジェクト制導入、大日本住友製薬

プロジェクトリーダーを務める渡辺仁さん。5人を率いて統合失調症治療薬の研究を進めている プロジェクトリーダーを務める渡辺仁さん。5人を率いて統合失調症治療薬の研究を進めている

 大日本住友製薬は昨秋、新薬開発をより効率的に進められるように、創薬の要となる研究部門の大幅な組織改編を行った。従来は研究のステージによって担当者や部門が異なっていたが、新しくプロジェクト制を導入。予算執行権を持つプロジェクトリーダーを選び、研究の前期から後期まで一貫して関わらせることで、研究をより力強く進めたい考えだ。開発に長期間を要するにも関わらず、成功確率が低いとされる創薬のスピードアップ、生産性を高める狙いがある。(安田奈緒美)

 前後期制を改変

 大日本住友のこれまでの創薬研究部門では、研究員や部署を治療薬のテーマ探索や手がかりとなる化合物を創り出す前期創薬研究と、そこからさらに薬に近づける後期創薬研究と2つのステージに分けてきた。その制度を昨年10月、大きく改変。前後期に分かれていた研究を、プロジェクトリーダーが率いるチームが一貫して行うシステムに切り替えた。さらに大日本製薬と住友製薬が合併して大日本住友が誕生した平成18年から12年間続いていた部門名「研究本部」も「リサーチディビジョン」と改称した。

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