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【世界を読む】「私、失敗しないので」女性医師のレベルの高さ証明、日本人の論文が世界3位に

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【世界を読む】
「私、失敗しないので」女性医師のレベルの高さ証明、日本人の論文が世界3位に

津川友介氏 津川友介氏

世界3位の論文とは

 4715ポイントを獲得した津川氏の論文は、2011~2014年に全米の急性期病院に入院した65歳以上の高齢者約130万人分のデータを解析した統計研究で、米内科医学専門誌「JAMA Internal Medicine」に掲載された。女性医師が診察・治療した患者が入院から30日以内に死亡した確率は11・1%、退院から30日以内に再入院する確率は15%で、いずれも男性医師の患者より低く、その差は「30日死亡率」で0・4%、「30日再入院率」で0・6%だった。

 津川氏は、東北大医学部を卒業後、聖路加国際病院や世界銀行で医師として働いたのち、ハーバード大公衆衛生大学院で博士号(PhD)を取得した新進気鋭の医療政策学者。世界3位に輝いた女性医師に関する論文の他にも、外国人医師や若手医師の診察・治療の質の高さを示す統計研究を相次いで発表。世の中にありがちな先入観や思い込みを客観的なデータで覆す論文が全米で注目を集めている。

 昨年2月、米有力紙ウォールストリートジャーナルが速報したのが、津川氏が筆頭執筆者に名を連ねた米国で働く医師の25%を占める外国人医師の診療の質の高さを示した論文だった。トランプ大統領が就任直後に執行した中東・アフリカのイスラム圏7カ国からの入国一時禁止措置が物議を醸す中、ウォールストリートジャーナルは津川氏の論文を根拠に外国人医師の入国まで阻む措置が「医療崩壊を招きかねない」と警鐘を鳴らした。

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