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【関西の議論】お節介?ありがたい?広がる行政の結婚支援、少子化・晩婚化で自治体が「キューピッド」に

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【関西の議論】
お節介?ありがたい?広がる行政の結婚支援、少子化・晩婚化で自治体が「キューピッド」に

奈良市内の和菓子店で行われた婚活イベントで和菓子を作る参加者たち 奈良市内の和菓子店で行われた婚活イベントで和菓子を作る参加者たち

 仕組みはこうだ。結婚を希望する独身者は同センターに設置された専用端末で、年齢や職業が自分の望む条件に合致する見合い相手(登録者)を検索する。すると、システムは条件該当者はもちろん、それ以外にも、自分と好みや行動パターンが似た人が選ぶ傾向にある属性の相手を自動的に抽出。「ビッグデータからのおすすめ」として表示する。

 たとえばインターネットで本を購入したとき、サイトでは「この本を買った人はこんな本も買っています」と別のおすすめ商品も提示してくれるが、そうしたレコメンド(推薦)機能に似ているといえば分かりやすい。

 婚活の現場では、1対1の見合いにまでいたれば約半数が成婚に結びつくが、3年以上一度も見合いにいたらない独身者も少なくないという。同センターの岩丸裕建事務局長は「失敗続きの人は相手に望む条件に縛られ、選択肢を自分で狭めている。ビッグデータのおすすめ機能は、『あなたが変われば相手が変わる』ということに気付いてもらうきっかけになる」と強調する。事実、このシステムを導入してから、見合いにいたる確率は13%から30%にアップしたという。

 だが、もちろん結婚がすべて自動化できるわけではない。同センターでは見合い決定後のサポートは仲人役のボランティアに引き継がれる。

 同県では約200人のボランティアが、見合いの日程調整からセンターへの結果報告、悩み相談やトラブル解決まで、成婚までの道のりを責任を持って支えている。岩丸事務局長は「2人がうまくいくように背中を押し、誘導するきめ細やかな支援は、行政だからこそできることだと思う」と話す。

「押しつけ」と反発も

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