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【関西の議論】お節介?ありがたい?広がる行政の結婚支援、少子化・晩婚化で自治体が「キューピッド」に

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【関西の議論】
お節介?ありがたい?広がる行政の結婚支援、少子化・晩婚化で自治体が「キューピッド」に

奈良市内の和菓子店で行われた婚活イベントで和菓子を作る参加者たち 奈良市内の和菓子店で行われた婚活イベントで和菓子を作る参加者たち

 「いい人だから、1回会ってみたら?」。そんな風に親戚(しんせき)のおばさんや職場のちょっとおせっかいな上司がお見合い相手を紹介してくれる。恋愛結婚が当たり前の今、そんな光景は遠い昔の話-。かと思えばそうでもない。いや、形を変えて復活しているといってもいい。少子化に悩む奈良県は今年度から、県民の結婚を応援する「結婚応援総合事業」を始めた。奈良県だけではない。晩婚化が進み、恋愛に消極的な若者も増えているといわれる中、全国で行政による結婚応援の取り組みが進んでいる。婚活イベント、企業同士の独身者交流会、ビッグデータを活用したマッチングシステム…。行政だからできる最新の婚活事情を探った。

和菓子づくりで婚活

 12月中旬の週末、奈良市内にある大正2年創業の老舗和菓子店に、31~48歳の独身男女計27人が集まった。県と企業が連携して企画した、和菓子づくり体験を交えた婚活イベントだ。

 「自分ではマメでまじめな性格だと思います。デートで行きたい場所は…えっと、水族館やUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)です。よろしくお願いします」

 自己紹介ではそれぞれ緊張した面持ちで、趣味やデートで行きたい場所をアピール。40分ほどで全員の紹介を終え、共同作業による菓子づくりが始まった。うまく周囲と話せず黙々と作業に集中している人もいれば、不器用な男性を見かねて手伝っている女性も。参加者たちは次第に打ち解け、終了時には5組のカップルが誕生した。

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