産経WEST

「手作りみそ」に脚光 かつての白みそ産地・堺でまちおこし

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


「手作りみそ」に脚光 かつての白みそ産地・堺でまちおこし

「雨風」で開かれたみそ作り教室に参加した主婦ら=堺市西区 「雨風」で開かれたみそ作り教室に参加した主婦ら=堺市西区

 「手前みそ」という言葉もあるように、かつては家庭ごとに手作りすることも多かったみそ。市販のみそを使う家庭は多いが、作る人によって違う味になることや減塩などの健康志向から、料理人や主婦らの間で「手作りみそ」が脚光を浴びている。昭和初期まで白みその生産が盛んだった堺市では、醸造所で行われる「みそ作り教室」が人気を集め、関係者らは白みそを使ったまちおこしを盛り上げようと懸命だ。(猿渡友希)

白みそ醸造会社に毎日予約

 昨年12月上旬、同市西区のみそやしょうゆの醸造会社「雨風(あめかぜ)」で行われたみそ作り教室。主婦ら8人が集まり、講師に教わりながら、大豆と糀(こうじ)と塩を混ぜ合わせてこねるなど1時間以上かけてみそを作っていった。

 市内で唯一、白みそを醸造する同社は、約10年前から教室を開催しており、評判を聞いて友人を連れてくる人も多く、参加者は年々増加。現在では、ほぼ毎日予約が入っているという。友人に誘われて初めて参加した、大阪府泉大津市の主婦、寒(かん)理恵さん(41)は「祖母はみそを手作りしていたが、作ったことはなかった。泉州に嫁いで、初めて白みそのお雑煮を知った」と話した。

かつては白みその産地…現在は1社のみ

 同社や堺市によると、戦国時代に白みその発祥地の京都から堺へと伝わり、堺でも家庭で手作りの白みそ(堺みそ)を作り、お正月のお雑煮を食べる文化が定着したとされている。

続きを読む

「産経WEST」のランキング