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【衝撃事件の核心】16歳女子高生の命奪ったトラック、ドラレコが残した度重なる赤信号通過も「見落としの可能性」判決のなぜ

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【衝撃事件の核心】
16歳女子高生の命奪ったトラック、ドラレコが残した度重なる赤信号通過も「見落としの可能性」判決のなぜ

高校1年の女子生徒が大型トラックにはねられた現場交差点=大阪市西淀川区 高校1年の女子生徒が大型トラックにはねられた現場交差点=大阪市西淀川区

「ボーッとしていた」

 検察側の指摘に対し、男は被告人質問で、事故について「ボーッと考え事をしてしまっていたのか、(信号を)見落としてしまった。事故を起こすまで全く信号を見ていなかった」と繰り返し、故意による信号無視を否認し続けた。

 現場以外の赤信号通過についても「全て見落としていたかもしれないし、黄色だと思って通過した場所もあるかもしれない」と、いずれも故意ではないとした。

 ドライブレコーダーの映像は男の“危険運転ぶり”を裏付けているようだったが、弁護側は逆に、男が現場の信号を認識していなかった証拠になると訴えた。

 なぜか。

 現場に到着するまでの映像では、男は交差点の相当手前で赤信号になった場合は止まっていた。この点をとらえて弁護側は、男について、止まるべき場合は止まる人物と分析。現場の信号が赤になってから事故が起きるまでは6秒間もあったため、「現場に到着するまでの運転状況を踏まえると、赤信号を認識していれば止まるべき状況」と述べ、男には信号の見落としなどの止まれなかった事情があったことを訴えた。そして「『一気に通過しようとした』との検察側の主張は不自然だ」と反論した。

「赤」認識の可能性は高いが…

 12月15日の判決公判。西野吾一裁判長は、検察側が予備的訴因として追加していた過失致死罪を適用し、男に禁錮2年6月を言い渡した。検察側は危険運転致死罪の場合は懲役8年を求刑(過失致死罪の場合は禁錮3年6月)しており、求めた結果からはほど遠い判決となった。

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