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【世界を読む】2030年、中国のキリスト教徒が世界最多に…ローマ法王「訪日」「訪中」どちらが先か

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2030年、中国のキリスト教徒が世界最多に…ローマ法王「訪日」「訪中」どちらが先か

12月21日、バチカンの職員らとクリスマスのあいさつを交わすためにホールを訪れたローマ法王フランシスコ。訪日に前向きな姿勢を示す一方、国交を断絶している中国とは“美術品外交”を通じて関係改善を図っている。2018年で即位から5年。日本と中国、どちらを先に訪問するのか注目が集まる(AP) 12月21日、バチカンの職員らとクリスマスのあいさつを交わすためにホールを訪れたローマ法王フランシスコ。訪日に前向きな姿勢を示す一方、国交を断絶している中国とは“美術品外交”を通じて関係改善を図っている。2018年で即位から5年。日本と中国、どちらを先に訪問するのか注目が集まる(AP)

 台湾を「中華人民共和国」の一部だと主張する「一つの中国」原則を掲げる中国は、バチカンに台湾との断交を繰り返し要求してきた。この通達も観光収入の打撃を与えることによって、中国との国交樹立に切り替えさせようとする狙いがある。

 さらに米政府系放送局、ラジオ自由アジアが17年12月に報じたところでは、遼寧省瀋陽市の瀋陽薬科大学が、学生らにクリスマス関連のイベント開催を禁じた。「一部の若者は西側宗教の記念日に夢中になっている」などと批判し「西側宗教文化の侵食」に抵抗するよう呼び掛ける通知を出したという。

 こうした措置は政府の意向を忖度(そんたく)したとみられている。16年12月に北京で開かれた「中国カトリック全国代表会議」で、当時中国共産党の序列4位だった兪正声・人民政治協商会議主席は「愛国心を教会への愛情と統一し、すべての信者を結集して社会主義の建設に寄与させねばならない」と強調した。宗教統制は習近平指導部の“国是”なのだ。

日本の学生と対話

 法王フランシスコは13年3月の就任以来、中国との関係改善を目指すとして、再三にわたり訪中への意欲を示してきた。

 一方、まだ実現していない日本訪問にも前向きだ。17年12月、上智大がバチカンと映像回線を結び、法王と大学生や高校生が語り合うイベントを開いた際、法王は学生らが用意した質問に答える形で、公式な招待があれば訪日したいと言及した。

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