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【世界を読む】2030年、中国のキリスト教徒が世界最多に…ローマ法王「訪日」「訪中」どちらが先か

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2030年、中国のキリスト教徒が世界最多に…ローマ法王「訪日」「訪中」どちらが先か

12月21日、バチカンの職員らとクリスマスのあいさつを交わすためにホールを訪れたローマ法王フランシスコ。訪日に前向きな姿勢を示す一方、国交を断絶している中国とは“美術品外交”を通じて関係改善を図っている。2018年で即位から5年。日本と中国、どちらを先に訪問するのか注目が集まる(AP) 12月21日、バチカンの職員らとクリスマスのあいさつを交わすためにホールを訪れたローマ法王フランシスコ。訪日に前向きな姿勢を示す一方、国交を断絶している中国とは“美術品外交”を通じて関係改善を図っている。2018年で即位から5年。日本と中国、どちらを先に訪問するのか注目が集まる(AP)

 その2日後には日本の高校生4人がバチカンを訪れ、サンピエトロ広場でローマ法王フランシスコの一般謁見に参列。広島の高校生が「核兵器を廃絶するためにお祈りしてください」と広島への訪問を要請すると、法王は「(広島の被爆を)忘れてはならない」と返答した。

 だが、日本のある宗教関係者は「法王訪日のタイミングにもっともふさわしかったのは、2017年だった」と明かす。日本とバチカンの国交樹立75周年に当たる節目の年だったためだ。

被爆国での祈りは悲願

 バチカンのギャラガー外務局長(外相に相当)は17年1~2月に日本を訪問し、広島の平和記念公園で原爆慰霊碑に献花。安倍晋三首相と岸田文雄外相(当時)はギャラガー氏との会談で法王の来日を求めた。

 さらに8月には、京都市と大津市で比叡山宗教サミット30周年記念「世界宗教者平和の祈りの集い」が行われた。このサミットは1986年、当時の法王ヨハネ・パウロ2世が宗教・宗派を超えて世界の宗教者に呼びかけて行った平和への祈りの精神を受け継ぎ、翌87年に始まった経緯がある。

 このため、森川宏映天台座主は開催前年の16年、法王フランシスコと面会し「比叡山でともに平和を祈ってほしい」と直接本人に要請。法王は「日程が合えばぜひ行きたい」と前向きな姿勢を示したものの、結局は欠席した。

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