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【大阪大入試ミス】不適切対応の経緯 調査委設置へ 追加合格30人と連絡、1人入学の意思示す

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【大阪大入試ミス】
不適切対応の経緯 調査委設置へ 追加合格30人と連絡、1人入学の意思示す

記者会見する大阪大の小林伝司副学長(左)ら=6日午後、大阪府吹田市 記者会見する大阪大の小林伝司副学長(左)ら=6日午後、大阪府吹田市

 大阪大が昨年実施した入試の物理科目で出題と採点にミスがあり、受験生30人を不合格としていた問題で、阪大は8日、外部から複数回指摘があったにもかかわらず、適切に対応できなかった経緯などを調べる委員会を近く設置する方針を明らかにした。今後人選などを進める方針。

 昨年6月、高校教員らでつくる「物理教育を考える会」メンバーからミスを指摘されたが、問題作成責任者の理学部教授は副責任者と検討し、「本学の解答例が正しい」と説明。8月には、東京都内の予備校講師、吉田弘幸さん(54)からも同様の指摘があり、この際も2人のみで検討し、訂正しなかった。12月、数式を使って詳細にミスを説明するメールが入試課に届き、別の教員4人も加えて対応したことで、初めてミスに気付いた。

 阪大はこの委員会とは別に、今後の入試に向け、外部から指摘があった場合に学内で情報共有し、問題作成に関わった教員以外のメンバーも参加して内容を検討する「出題検証委員会」を設置する方針をすでに示している。

 また阪大は8日、追加合格となった30人全員と7日夜に連絡が取れたと明らかにした。このうち他大学に通う1人が、阪大への入学の意志を示しているという。

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