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【ラン“紀”ング】(2)カラオケ王国 浪費しない県民性にぴったりの娯楽 かつての人気番組も影響

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【ラン“紀”ング】
(2)カラオケ王国 浪費しない県民性にぴったりの娯楽 かつての人気番組も影響

カラオケ店のステージでは渾身の1曲が披露され、聞き手も曲に集中する=岩出市 カラオケ店のステージでは渾身の1曲が披露され、聞き手も曲に集中する=岩出市

紀の国 何が1番

 「健康に良いから」「ストレス発散のため」-。さまざまな理由で愛される日本発の文化・カラオケ。歌手の坂本冬美さんや広瀬香美さんを輩出した和歌山は、人口あたりのカラオケボックス店舗数が日本一の「カラオケ王国」だ。総務省統計局の調査では人口10万人あたりの店舗数は全国平均の5・37店の2倍以上の12・56店。休日のカラオケボックスやカラオケ喫茶には老若男女が集い、熱唱する姿も。県民のカラオケ熱の正体を探ってみた。(小笠原僚也)

熱狂のカラオケ大会

 「よっしゃあ」「待ってました」。大きな拍手と歓声に包まれながら、まぶしいライトに照らされたステージに豪華な衣装を身にまとった女性が立った。曲が流れると、マイクを握りしめ、会場いっぱいに美声を響かせる。

 昨年12月上旬、岩出市にあるカラオケ店「スタジオきはる」では午後からスタジオを借り切ったカラオケ大会が開かれ、約50人の中高年の男女が集まっていた。曲の合間は穏やかに談笑している参加者はステージに立つと目の色が変わった。

 リズムに乗って体を揺らし、ステージを駆け回る。サビに入ると勢いよく拳を突き上げ、その迫力はまさにプロ顔負け。それぞれが「十八番」の1曲を歌い上げる大会は、大盛況のうちに幕を閉じた。

 今回で14回目という大会を取り仕切る参加者の中村正志さん(74)は「千円あれば満足できるカラオケは安くて身近だから続けやすい。あまり浪費しない県民性にも合っているのでは」と県民の“カラオケ愛”の理由を分析してみせた。

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