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【衝撃事件の核心】検察VS裁判所―登校中児童ら6人負傷の事故、2度も無罪の理由は

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【衝撃事件の核心】
検察VS裁判所―登校中児童ら6人負傷の事故、2度も無罪の理由は

児童ら6人をはねた乗用車と大阪地検、大阪地裁 児童ら6人をはねた乗用車と大阪地検、大阪地裁

 事故は27年5月20日朝に発生。女性が運転していた乗用車が豊中市内を走行中に登校中の小学生の列に突っ込み、小学生と自転車の女性ら6人が重軽傷を負った。

 裁判で検察側と弁護側の双方とも、事故が起きたという事実関係には争いがなかった。

過失傷害罪も認めず

 大阪地検は女性を自動車運転処罰法違反(過失傷害)罪で起訴した。

 その後開かれた1審大阪地裁での公判では、検察側は新たに女性が運転前に飲んだ睡眠導入剤の影響を指摘。「前方注視や運転操作に支障が生じる恐れがある状態で運転してけがをさせた」として、自動車運転処罰法の犯罪の中でも、過失傷害罪より罰則の重い危険運転致傷罪に訴因を変更した。

 刑事裁判では、起訴状に書かれた内容でしか被告は罪に問われない。今回の裁判で「過失」で起訴した女性を「危険運転致傷」の罪に問うためには、起訴内容(訴因)を変更する必要があるためだ。

 検察側はさらに、仮に危険運転致傷罪が認められなくても、少なくとも女性は「眠気を感じたことで運転中止義務が生じたのに運転を継続した可能性もある」として、予備的な訴え(予備的訴因)として過失傷害罪の成立も主張した。

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