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髪を失った子に笑顔を-柴咲コウさんも賛同、切った頭髪でウイッグ提供「ヘアドネーション活動」 大阪のNPO法人10年

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髪を失った子に笑顔を-柴咲コウさんも賛同、切った頭髪でウイッグ提供「ヘアドネーション活動」 大阪のNPO法人10年

約3年伸ばしたという髪を切って、初めてのヘアドネーションをする中島智子さん=平成29年12月、大阪市中央区 約3年伸ばしたという髪を切って、初めてのヘアドネーションをする中島智子さん=平成29年12月、大阪市中央区

 切った髪でウイッグ(かつら)をつくり、脱毛症などの病気やがん治療の影響で頭髪に悩みを抱える子供にプレゼントする「ヘアドネーション」活動。日本の草分け的存在のNPO法人「Japan Hair Donation&Charity(通称ジャーダック)」(大阪市北区)が今年活動開始10年を迎える。髪がないことで外出しなくなったりする子供らに勇気を与える取り組みで、女優の柴咲コウさんが賛同して髪を寄付したことで近年は寄付が急増。同法人は「自然なウイッグをつくり、悩む子供たちを後押ししたい」としている。

3年伸ばした髪を思い切って

 「顔が小さく見えるように切ってください」。昨年12月中旬。大阪市中央区の美容室「arbre hair design」で、中島智子さん(51)は3年伸ばした髪のカットを依頼した。

 1年半前にヘアドネーションを知り、自分も寄付することを決心。37センチのカットに「初めて短くするので似合うかどうか…」と不安だったが、終われば「少しでも誰かの力になればうれしい」と笑顔だった。

 ジャーダック代表理事の渡辺貴一さん(46)によると、プレゼントするウイッグをつくる素材には、最低でも長さ約31センチの髪が必要で、1つのウイッグで20~30人分の髪を使う。長髪を希望する女の子も多く、50センチ以上の髪が必要なことも少なくない。

 送られてきた髪は長さを選別し、専門の業者が色などをそろえた上で、一本一本手作業でつくるため、1つ完成させるのに早くても3年かかる。本物の髪を使っているため軽くて通気性がよく好評だという。

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