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【衝撃事件の核心】公費投入でストーカー改心狙う 京都府警、独自の取り組み「加害者対策が被害者を守る」

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【衝撃事件の核心】
公費投入でストーカー改心狙う 京都府警、独自の取り組み「加害者対策が被害者を守る」

 歪(ゆが)んだ愛情はいずれ狂気に変わり、被害者に牙をむく-。深刻な被害が後を絶たないストーカーに歯止めをかけようと、京都府警は昨年11月、「京都ストーカー相談支援センター」を新設した。被害者対応は当然だが、公費負担で加害者対策に乗り出す点が最大の特長で、専門機関と連携し、加害者がカウンセリングや治療を受けるよう導く。加害者対策に公費を投入するケースは珍しく、京都府警がモデルケースとなれるか注目される。(小川恵理子)

ストーカーの心理

 「殺しておけばよかったと、正直なところ、今でも思っています」

 京都府警本部(京都市上京区)で昨年12月中旬に開かれた、ストーカー事案を担当する警察官らが集まった研修会。スピーカーとして参加した元ストーカー加害者の20代男性が、こう打ち明けた。やや神経質な印象だが、細身でどこにでもいそうな青年だ。

 男性によると、加害者となったのは数年前。同窓会で幼なじみの女性と再会して関係を持った後、女性に《会って話したい》などとメールで連絡するようになった。

 だが、まったく受け入れてもらえない。《一度、会ってくれるだけでいい》。女性は拒否し続けたが、男性のメールや電話での要求は次第にエスカレート。女性に対する好意が、憎悪に変わるまで時間はかからなかった。

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