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【新幹線台車亀裂】内部の傷探る「超音波検査」導入検討 従来検査では表面の傷しか判明せず JR西・東海 

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【新幹線台車亀裂】
内部の傷探る「超音波検査」導入検討 従来検査では表面の傷しか判明せず JR西・東海 

超音波探傷検査の仕組み 超音波探傷検査の仕組み

 博多発東京行きのぞみ34号の台車に亀裂が見つかり運輸安全委員会が新幹線初の重大インシデントに認定した問題を受けて、JR西日本とJR東海が、新幹線の台車に超音波を当てて内部に傷があるか調べる「超音波探傷(たんしょう)検査」の導入を検討していることが29日、分かった。亀裂の原因は調査中だが、従来の検査では台車表面の損傷しか確認できず、内部の傷が分からなかった。有効性が確認できれば、国土交通省は、検査マニュアルに盛り込む方針。

超音波は車軸検査のみ

 同省の規定では、新幹線の台車の検査は、3年または走行距離120万キロに達するまでに1度、車体を分解して行う「全般検査」の際と、1年6カ月または同60万キロごとに実施する「台車検査」の際に詳細に行うよう定められている。

 新幹線を運行するJR5社(北海道、東、東海、西、九州)によると、検査は腐食や変形がないかを目視で確認。負荷が集中する箇所に限り、磁気を帯びた粉を振りかけて表面の微細な傷を見つける「磁粉(じふん)探傷検査」で調べている。

 超音波探傷検査は、音波を当てて反射音の大きさや波長の長さから内部の傷や空洞を探る手法で、金属の溶接部分を調べる際に用いられる。新幹線では車軸の検査で行われているが、台車には実施されていない。

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