産経WEST

【寝屋川監禁】「隔絶空間」で何が…突如消息を絶った真面目な小6少女

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【寝屋川監禁】
「隔絶空間」で何が…突如消息を絶った真面目な小6少女

複数の花束が置かれた現場の自宅周辺=平成29年12月28日午後、大阪府寝屋川市(桑村朋撮影) 複数の花束が置かれた現場の自宅周辺=平成29年12月28日午後、大阪府寝屋川市(桑村朋撮影)

殺人容疑も視野

 「遺体は骨と皮だけ。ひどすぎる」。捜査幹部は愛里さんが強いられた劣悪な監禁生活をこう語った。

 二重扉で中から開けられないようになった約2畳の部屋。簡易トイレを除けば1畳ほどで、窓がないため外光は入らず、暖房器具もない冷え切った空間だ。

 23日の遺体発見時、愛里さんは身長145センチに対し体重は19キロしかなく、極度にやせ細っていた。最近は1日1食しか与えられず、胃に内容物はなかった。

 死体遺棄容疑で逮捕された父親の柿元泰孝容疑者(55)と母親の由加里容疑者(53)はダイニングのモニターで隔離部屋を監視していた。「動かなくなった」。別居している愛里さんの妹に事情を伝えた後、2人で自首した。

娘の体調への認識が捜査の焦点

 衰弱が分かっていて放置していれば監禁致死や殺人容疑の適用も視野に入る。今後は愛里さんの体調についての認識が焦点になる。両容疑者の供述によれば監禁の始まりは「16、17歳ごろ、精神疾患で暴れるようになったため」。捜査関係者によると、障害年金を受給していたといい、申請要件から過去に医療機関を受診した可能性はある。

 ただ一家は寝屋川市の障害者福祉を受けておらず、詳しい病状は不明。両容疑者は「小学生のときに発症した」としているが、6年の同級生はそうした兆候に気づいておらず、この点の解明も今後の捜査のポイントになる。

「産経WEST」のランキング