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大阪高検が特別抗告 滋賀・湖東記念病院の呼吸器外し事件、再審開始決定に不服

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大阪高検が特別抗告 滋賀・湖東記念病院の呼吸器外し事件、再審開始決定に不服

 滋賀県東近江市の湖東記念病院で平成15年に入院患者の男性=当時(72)=の人工呼吸器を外して死亡させたとして殺人罪で懲役12年が確定、服役した元看護助手、西山美香さん(37)の裁判をやり直す再審開始を認めた大阪高裁決定について、大阪高検は25日、最高裁に不服を申し立てる特別抗告をした。

 高検は理由を明かしていないが、特別抗告は高裁決定に憲法違反や判例違反がある場合に限られる。裁判をやり直すかどうかは最高裁が改めて判断する。西山さんは「驚きはないが、あきれている」とコメント。弁護団も「深く失望した」と声明を出した。

 今月20日の高裁決定は、司法解剖による男性の血液の数値から「致死的不整脈が死因の疑いがある」と指摘。西山さんの自白の信用性にも疑問を呈し、再審開始を認める決定をした。

 確定判決では、西山さんは15年5月22日午前4時すぎ、当時看護助手として当直中、男性の人工呼吸器のチューブを抜き、急性低酸素状態により死亡させたとされた。19年に懲役12年が確定し、服役。今年8月に出所していた。

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