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【泉北ニュータウン50年 まちをつなぐ(中)】加速化する超高齢化社会、買い物難民…オールドタウン化にどう対応

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【泉北ニュータウン50年 まちをつなぐ(中)】
加速化する超高齢化社会、買い物難民…オールドタウン化にどう対応

移動販売車で買い物をする住民ら=堺市南区 移動販売車で買い物をする住民ら=堺市南区

車は運転できない、坂道は多い、買い物は…

 泉北ニュータウンの一角にある堺市南区桃山台の団地。小雨が降る夕暮れに、広場に移動販売のワゴン車が止まり、傘を差した住民らが集まる。手に取るのは、野菜や総菜といった食料品。主婦の大崎信夫(しのぶ)さん(80)は「雨の日には助かるわ」と笑った。

 ここに移動販売車が来るようになったのは今年8月から。7月に最寄りの駅前スーパー「ダイエー栂(とが)店」が閉店したことがきっかけだ。

 移動販売車といえば、過疎地の買い物対策とのイメージもあるが、最近はニュータウンでの需要も多い。この団地の場合も、周囲に坂道が多く、食料品販売店はほとんどない。車が運転できない高齢者は移動の手段も限られ、「このままでは、買い物難民になってしまう」と、自治会が業者に出店を掛け合った。

 ニュータウンに住んで四十数年になるという桃山台自治連合会長の井上昭さん(70)は「子供が出て行き、親だけ残るという家庭が増えている。昔はみな若く、この団地だけで運動会とかもできたんやけどね」と語り、買い物難民が生まれかねない事態となった現状を嘆いた。

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