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【泉北ニュータウン50年 まちをつなぐ(上)】思い出の味は「チーズパン」 44学級マンモス小学校も…高度成長で急拡大

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【泉北ニュータウン50年 まちをつなぐ(上)】
思い出の味は「チーズパン」 44学級マンモス小学校も…高度成長で急拡大

泉北ニュータウン出身者から「チーズパン」の愛称で親しまれている「ブロッチェンチーズ」=堺市南区 泉北ニュータウン出身者から「チーズパン」の愛称で親しまれている「ブロッチェンチーズ」=堺市南区

 泉北高速泉ケ丘駅(堺市南区)を降りると、濃厚なチーズの香りが漂う。駅前のパン店「泉ケ丘グーテ」(旧・エーワンベーカリー)で、チーズパン「ブロッチェンチーズ」が山積みになっていた。店長の岸本良平さん(37)が「古くからのうちの看板商品なんです」という。

 とりわけよく売れるのが、お盆と正月。ニュータウンを巣立ち、帰省してきた子供たちに食べさせようと、まとめ買いをする高齢者が多いのだという。

東京で泉北会

 NHK連続テレビ小説「てっぱん」などを手がけた東京在住の脚本家、今井雅子さん(47)もこのパンを食べて育った。「あまりにいいにおいで、店を出てすぐ、その場で食べようとして、よく親に怒られましたね」と振り返る。

 今井さんは、東京在住の泉北出身者ら60人を超える仲間と「東京泉北会」と名付けた地元会を開催している。あるとき、会合にこのパンが持ち込まれたときは、参加者たちが感激。パンを手に持って掲げ、歓声をあげる人もいたという。

 「チーズがすごく濃くて、こんなパンはなかなかない。だからこそ、懐かしく感じるんでしょうね」と今井さん。「『ふるさとの味』といえば、郷土料理を思い起こすのが普通なんですけどね」と笑った。ニュータウンのふるさとの味はチーズパンなのだ。

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