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【取材の現場から】九州北部豪雨 止まない雨に「不気味さ」、土砂・濁流言葉失い

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【取材の現場から】
九州北部豪雨 止まない雨に「不気味さ」、土砂・濁流言葉失い

警察官に抱きかかえられて安全な場所に向かう子供たち=7月6日、福岡県朝倉市(恵守乾撮影) 警察官に抱きかかえられて安全な場所に向かう子供たち=7月6日、福岡県朝倉市(恵守乾撮影)

 朝倉市に並び、被害が大きかった大分県日田市の知人によると、現在も至るところで山肌がむき出しとなり、仮設の道路も多く残る。「復旧にはまだ時間がかかる。今も雨が降ると怖いし、天候が悪くなりそうなら遠出は控えている」といい、住民の心にも大きな傷跡を残す。平成28年の熊本地震に続き、故郷の九州がまたも大きな自然災害に直面し、胸が痛む。

 取材時、一向にやむ気配のない雨に不気味さを感じた。数時間ごとに天気図を確認していたが、東西に伸びた帯状の雨雲が九州北部にかかり続けていた。

 それこそが、大雨の原因となった「線状降水帯」だった。積乱雲が次々と発生して幅20~50キロ、長さ50~300キロの帯を形成。局地的にゲリラ豪雨のような猛烈な雨が続く現象だ。

 近年、豪雨に限らず甚大な被害をもたらす自然災害が多発している。地震も含め発生の時期や場所の予測は難しく、私たちが暮らす関西をはじめ、どこが次の被災地となってもおかしくない。九州北部豪雨の被災地では、自主的な早めの避難が生死を分けた事例も多かった。命を守るために、一人一人が防災意識を高めることが大切だ。(井上浩平)

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