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【銀幕裏の声】音楽映画の生命線“女優兼ボーカル”の系譜! 映画「覆面系ノイズ」で光る中条あやみの歌唱力

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【銀幕裏の声】
音楽映画の生命線“女優兼ボーカル”の系譜! 映画「覆面系ノイズ」で光る中条あやみの歌唱力

苦手な歌を克服した中条あやみの笑顔は自信に満ちていた(安元雄太撮影) 苦手な歌を克服した中条あやみの笑顔は自信に満ちていた(安元雄太撮影)

 映画のクライマックスを飾る「Close to me」の中条の歌声が切なく胸に迫るのは、こんな目に見えない撮影現場での地道な努力の結果だと理解できる。ただ、撮影シーンの部分のみの歌詞を歌っているのではなく、イノハリのボーカル、ニノとしての覚悟で、ライブ会場のステージの上に立ち、歌っているのだから…。

女優兼ボーカルの系譜

 映画「NANA」の劇中、中島がロックバンド「BLACK STONES」のボーカル、ナナとして「GLAMOROUS SKY」を、「リンダリンダリンダ」でペ・ドゥナが韓国から来た留学生として、高校の文化祭で「THE BLUE HEARTS」の名曲「リンダリンダ」を歌う場面は、いずれも邦画史に残る印象的な音楽シーンだ。

 「リンダ-」の山下敦弘監督を取材したとき、この文化祭のライブシーンについてこう語っていた。

 「音楽がテーマの映画。ラストのライブシーンですべてが決まる、という覚悟で撮影に臨みました。ぺ・ドゥナは堂々と歌い上げ、地元の高校生たちがエキストラとして集まった体育館が、本物のステージのように盛り上がった。あのシーンは、本当に彼女の歌に聞き入っている観客たちの姿を撮っています」

 さらに山下監督はこんな事実も打ち明けた。

 「撮影のために来日した彼女に歌ってもらったんですが、実は彼女は音痴だったんです。これは困った。どうしよう、と迷っていたら、滞在中に彼女は日本語の歌を猛練習し、歌唱力を上げていきました。彼女には『吹き替えではなく自分で歌いたい』という強い意志があり、撮影期間中も一人で練習を続けていたんです」

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