産経WEST

【荒金雅子の多様性の未来(7)】21世紀のリーダー、必要なのは「女性的」資質

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【荒金雅子の多様性の未来(7)】
21世紀のリーダー、必要なのは「女性的」資質

 「女性が活躍している職場」と聞いて、あなたはどんな職場を思い浮かべるだろうか。

 経験を積む機会を与えられ、公平(フェア)な環境でキャリアを積んでいける。一方で、育児や介護などへの適切な配慮(ケア)が当たり前に行われる。“フェア”と“ケア”は、女性がイキイキと働く職場の基本だろう。

 それを踏まえた上で、今一度、女性がリーダー(管理職)になる意味を考えたい。「女性活躍推進は、女性管理職を増やすことではない」「ゲタをはかせて未熟な女性を昇進させてどうする」「家庭責任がある女性には難しい」…。こんな声は、男性のみならず女性にもある。「女性」とレッテルを貼られ、特別扱いされるのは嫌、という女性も多い。女性には管理職は無理と考える上司と、なりたくない女性。長い間、「女性管理職増加」は膠着(こうちゃく)状態にあった。

 しかし、時代は大きく変化し始めている。2013年に出版された米国のベストセラー「女神的リーダーシップ」は、世界13カ国、6万4千人への調査から、21世紀のリーダーに求められる資質の多くは「女性的である」ことを明らかにした。その女性的な資質とは、つながり、謙虚、率直、忍耐、共感、信頼、利他性、寛容、柔軟性、調和、弱さ-などがあげられる。男性型の強くたくましい、決断力、行動力のあるリーダー像では限界があるというのだ。

続きを読む

「産経WEST」のランキング