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結成10周年“奇跡”をステージで…インスト・ユニット「KOBUDO -古武道-」23日、新歌舞伎座で師走恒例「古武道忘年会」

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結成10周年“奇跡”をステージで…インスト・ユニット「KOBUDO -古武道-」23日、新歌舞伎座で師走恒例「古武道忘年会」

古武道の尺八奏者、藤原道山。師走の新歌舞伎座恒例「古武道忘年会」について「インストのユニットのサウンドは敷居が高いと思われがちですが、音楽として楽しめるものをめざしている。多くの人に足を運んでもらいたい」と話す(宮沢宗士郎撮影) 古武道の尺八奏者、藤原道山。師走の新歌舞伎座恒例「古武道忘年会」について「インストのユニットのサウンドは敷居が高いと思われがちですが、音楽として楽しめるものをめざしている。多くの人に足を運んでもらいたい」と話す(宮沢宗士郎撮影)

 尺八、チェロ、ピアノの男性奏者3人によるユニット「KOBUDO -古武道-」の師走恒例の公演「古武道忘年会『師走の協奏曲(コンチェルト)』」が12月23日、新歌舞伎座(大阪市天王寺区 http://www.shinkabukiza.co.jp/ )で行われる。

 今年は結成10周年という節目の年。それを締めくくる公演とあって、尺八奏者の藤原道山(ふじわら・どうざん)は「われわれのようなインストゥルメンタル(器楽曲)のユニットで10年続くことは珍しい。なので“10年の奇跡”が感じられるステージにしたい」と意気込む。

 欧州のクラシック音楽に加え、ロックやジャズ、そして藤原の尺八に代表される日本の古楽のテイストを融合した独創的なサウンドで高い支持を獲得してきた彼ら。藤原は10歳から尺八を始め、人間国宝の故・初代、山本邦山に師事。東京芸術大学音楽学部邦楽科から同大大学院音楽研究科を経て2001(平成13)年、CDデビューを果たした。

 「古川展生(チェロ奏者)と妹尾武(ピアノ奏者)の両氏は大学の先輩・後輩の間柄で、互いの音楽活動において昔からさまざまな関わりがあった」が「そんななか、妹尾氏が2004(平成16)年のクリスマスコンサートに僕と古川氏を呼んだ」のが古武道結成のきっかけという。

 そして今年10周年。藤原は「気付いたら10年経っていたという感じ。公演以外にも、テレビやドラマ、ニュース番組の音楽など、本当にいろんな仕事をこなしてきたなと改めて再確認しました」と振り返る。

 ところで、尺八をピアノやチェロと合わせることには困難や苦労が伴ったのでは?

 「僕自身、フルートも学んでいたので、尺八にその感覚を取り入れ、西洋の楽器と合わせることに難しさを感じたことはないですね。(尺八は)シンプルですが、いろんなことができる楽器です。それに僕は尺八が自分の声だと思っているので」

 実際、尺八が持つそうした“可能性”は、5月発表の10周年の集大成となる2枚組ベストアルバム「十年祭」でもはっきり聞き取れる。

 さらに「過去の楽曲を聞くと、昔と比べて今は演奏がより緻密になり、自由度も増してきた気がします。“あうんの呼吸”ができてきた感じですね」(藤原)。

 新歌舞伎座での「忘年会」公演は今年で5回目。スペシャルゲストにタレントのKONISHIKIと和太鼓奏者のTAKUYAも登場する。「これまで作ってきた楽曲を見直すとともに、今年の2月から11月まで全国各地で行った10周年記念のコンサートでは演奏しなかった楽曲を披露しようと思います。理屈抜きで楽しめる内容にしますよ」と胸を張った。問い合わせは新歌舞伎座テレホン予約センター((電)06・7730・2222 http://www.shinkabukiza.co.jp/ticket/ )。

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