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中3自殺「再調査せず」 両親に高知・南国市教委が説明

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中3自殺「再調査せず」 両親に高知・南国市教委が説明

 高知県南国市で2015年に市立中3年の川村嘉寛さん=当時(15)=が自殺した原因の調査を巡る両親と市の教育長らの面談が9日、市役所で行われた。両親は、いじめが直接的な原因ではないとした第三者調査委員会の報告書を不服として再調査を求めたが、市教育委員会は拒否した。

 市教委の竹内信人教育次長は終了後の記者会見で、再調査を拒んだ理由について、生徒や保護者へのアンケートなど調査をし尽くしており「再び同じ調査をしても結果は変わらない」と話した。

 第三者委が昨年まとめた報告書は、嘉寛さんが他の生徒から「殺すぞ」と脅されたり、たたかれたりしたことなどをいじめと認定したが、自殺の原因は他にも本人の学業不振や性格など複合的要素があったとした。

 父親の正幸さんも市内で会見し、学校側の対応やいじめを認識していたかどうかが報告書に記載されていないと指摘。「再発防止に不十分な内容でやりきれない」と話し、改めて市長に再調査を要望する意向を示した。

 両親は、調査が不十分で報告書に不備があるとして今年8月、文部科学省に対し、市教委による再調査を指導するよう要請していた。

 嘉寛さんは15年9月、「僕のことは永遠にわすれてください」などと記したメモを残して自宅で自殺した。

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