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【関西経営者列伝】ユニークに“お困りごと”解決 小林製薬・小林章浩社長(1)

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【関西経営者列伝】
ユニークに“お困りごと”解決 小林製薬・小林章浩社長(1)

「“あったらいいな”をカタチにする」を掲げる小林製薬の小林章浩社長=大阪市中央区の同社本社(前川純一郎撮影) 「“あったらいいな”をカタチにする」を掲げる小林製薬の小林章浩社長=大阪市中央区の同社本社(前川純一郎撮影)

 小林製薬は明治19年、雑貨や化粧品の店として名古屋で産声を上げました。その後感染症の流行を受けて薬も扱うようになり、その構成比が一気に高まって明治の終わりに大阪へ拠点を移しました。創業から今年で131年になりますが、本格的にメーカーとなってからはまだ50年ほどで、それ以前は薬の卸売りを中心とした会社でした。

 創業者はお客さまを大事にし「薄利多売」「迅速」をモットーとしました。要するに、お客さま第一主義ですね。われわれがメーカーになってからも、この精神は引き継がれています。

 「他社が作らないものを作る」という意識が生まれたのも、会社の生い立ちに起因します。卸として他社の薬を扱うが故に、かぜ薬や胃薬など、大手メーカーと競合するような商品は作れない。だから自然とニッチを探す。しようがなかったんですね。日本になかった先駆的な商品を開発するしかなかったわけです。

 今年で、ブルーレット発売から48年、消臭・芳香剤の「サワデー」発売から42年。46歳の私にとって、ブルーレットは兄、サワデーは妹のような存在です。

 こばやし・あきひろ 昭和46年5月、兵庫県生まれ。慶応大を卒業し、花王の販売会社で4年間勤めた後、平成10年、小林製薬に入社。米国留学してミシガン州立大経営大学院修了。帰国後、製造カンパニープレジデント、マーケティング室長兼国際営業カンパニープレジデント、常務取締役、専務取締役を経て、25年6月から社長。趣味はジョギングで、トライアスロンの完走歴もある。

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