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【西論】日馬富士引退 角界は襟を正し 暴力根絶せよ

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【西論】
日馬富士引退 角界は襟を正し 暴力根絶せよ

現役を引退し、会見する日馬富士=11月29日、福岡県太宰府市(沢野貴信撮影) 現役を引退し、会見する日馬富士=11月29日、福岡県太宰府市(沢野貴信撮影)

 22年には元横綱朝青龍が、1月の初場所中に泥酔して知人男性に暴力を振るったとされる問題の責任を取る形で現役引退に追い込まれた。さらに同年に野球賭博問題、23年に八百長問題が発覚。不祥事が明るみに出る度、角界の体質が問われ、相撲協会は24年、不祥事の予防や対応を目的とした危機管理委員会を設置した。

 今回の暴行現場の酒席には日馬富士、白鵬、鶴竜のモンゴル出身3横綱や関脇照ノ富士らが参加。モンゴル勢は近年、角界の一大勢力であり、興行を支える存在だが、朝青龍に続いて日馬富士も暴行問題を起こした。

 相撲協会は先月30日、定例理事会で暴行問題を協議し、危機管理委から中間報告を受けた。秋巡業中の10月下旬に鳥取市内での酒席で、白鵬が説教した際に貴ノ岩がスマートフォンを触ったことなどに立腹した日馬富士が、平手やカラオケのリモコンで殴打。シャンパンのボトルも振り上げたが、手から滑り殴っていないという。

 さらに九州場所千秋楽で観客に万歳三唱を促すなどした白鵬を理事会に呼び、厳重注意とした。

 ◆問われる横綱の品格

 今年は初場所後に、19年ぶりとなる日本出身横綱稀勢の里が誕生し、3月の春場所では17年ぶりに4横綱時代が幕を開けた。相撲人気は飛躍的に復活し、角界のイメージは向上。元横綱の若乃花、貴乃花の「若貴ブーム」で沸いた8年以来、21年ぶりに6場所全90日間で満員御礼となった。

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