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佐藤春夫記念館で「谷崎潤一郎“ナオミの家”と佐藤春夫」展 和歌山・新宮市立佐藤春夫記念館

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佐藤春夫記念館で「谷崎潤一郎“ナオミの家”と佐藤春夫」展 和歌山・新宮市立佐藤春夫記念館

佐藤春夫記念館で開催されている企画展「谷崎潤一郎“ナオミの家”と佐藤春夫」=和歌山県新宮市 佐藤春夫記念館で開催されている企画展「谷崎潤一郎“ナオミの家”と佐藤春夫」=和歌山県新宮市

 新宮市立佐藤春夫記念館(和歌山県新宮市新宮)で、企画展「谷崎潤一郎“ナオミの家”と佐藤春夫」が開催されている。佐藤と谷崎や芥川龍之介との交友に関する資料や、神戸市から有田川町に移築された、谷崎が「痴人の愛」を執筆した旧宅「ナオミの家」に関するパネルなど約100点が展示されている。

 同記念館は平成27年、ナオミの家の同町への移築・公開にあたり、説明展示などで協力した。同記念館と姉妹提携している兵庫県の芦屋市谷崎潤一郎記念館の両館は、ナオミの家にスポットを当てた企画展を開催。今秋は、佐藤春夫記念館での開催となった。

 ただ、ナオミの家は、自費で移築した同町出身の則岡宏牟(のりおか・ひろむ)さんが昨年急逝したため現在、休館状態。企画展は、ナオミの家に展示されていたパネルなどを見ることができる貴重な機会となっている。

 同記念館2階の会場には、ナオミの家の移築経緯などを紹介するパネルや、谷崎の元妻で佐藤の妻となった千代の妹、和嶋せい(ナオミのモデル)と作家の瀬戸内寂聴さんの対談が掲載された雑誌「婦人公論」なども展示されている。

 また、今年が佐藤と谷崎、芥川が出会って100年でもあり、芥川の形見の着物など3人の交友にかかわるさまざまな資料も紹介。佐藤が門弟の一人、冨澤有為男(ういお)に宛てた書簡の現物も初めて公開されている。

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