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【銀幕裏の声】堺の魅力全開!! “オール堺ロケ”の異色コメディー正月映画「嘘八百」、脚本家も学芸員もみな堺

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【銀幕裏の声】
堺の魅力全開!! “オール堺ロケ”の異色コメディー正月映画「嘘八百」、脚本家も学芸員もみな堺

矢内学芸員そっくりの田中学芸員(塚地)から説明を受ける佐輔(佐々木)と則夫(中井)。右から (C)2018「嘘八百」製作委員会 矢内学芸員そっくりの田中学芸員(塚地)から説明を受ける佐輔(佐々木)と則夫(中井)。右から (C)2018「嘘八百」製作委員会

 矢内さんが文献などを徹底的に調査し、今井さんに紹介した、とっておきの利休の知られざるエピソードはこうだ。

 「かつて、利休は愛称で鴎(かもめ)と呼ばれていたことがあるのです。何ものにもとらわれない自由人の利休の生きざまと鴎とが似ているところから付けられた愛称とされています。港町の堺で生まれ育った利休は、自由な鴎に憧れていたことが想像されます…」

 矢内さんは、茶人・津田宗及の息子、江月宗玩の語録を集めた「欠伸稿」の中に出てくる利休が「鴎」と呼ばれていた記述を示しながら、こう説明する。

 今井さんはこのエピソードにヒントを得て脚本の構想をふくらませていく。

鍵は学芸員?!

 劇中、利休の茶器について調べるため、中井演じる則夫、佐々木演じる佐輔の2人が堺市博物館を訪れる場面が描かれる。

 2人を旧堺燈台へ案内し、海を眺めながら熱心に“利休とカモメの逸話”について説明する学芸員役を、お笑い芸人の塚地武雅が演じているが、この学芸員役は矢内さんをモデルに、物まねをして演じているのではないかと思えるほど雰囲気や話し方がそっくり。

 顔を上げて目をつぶり、あふれ出る知識を“速射砲”のように熱く語り続ける学芸員、田中の姿は、矢内さんそのものにしか見えなくなってくるぐらいだ。

 「撮影現場で塚地さんとすれ違ったのですが、お互いが振り返り、“よく似ているな”と感じとりましたね」と矢内さんは苦笑した。

 実は利休の幼少時の名前は「田中与四郎」。“矢内さんとしか思えない”塚地演じる学芸員の名は「田中四郎」である。

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