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【龍馬暗殺150年】誰が龍馬を殺したのか、黒幕は…歴史作家・桐野作人氏が「真相」に迫る

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【龍馬暗殺150年】
誰が龍馬を殺したのか、黒幕は…歴史作家・桐野作人氏が「真相」に迫る

近江屋での暗殺から今年で150年。謎の残る坂本龍馬暗殺をめぐり、今も数々の黒幕説がある(高知県立坂本龍馬記念館提供) 近江屋での暗殺から今年で150年。謎の残る坂本龍馬暗殺をめぐり、今も数々の黒幕説がある(高知県立坂本龍馬記念館提供)

大政奉還に誰が猛反発していたのか

 桐野氏「当時、大政奉還に反対していたのは、会津藩や桑名藩だったことを考えなければいけない。一方、(同様に黒幕説のある)薩摩藩は、大政奉還を土佐藩以上に推進しており、『大政奉還は表向きは土佐藩が関わったが、実は薩摩藩が操っていた』と考えていた他藩の史料すらある」

 〈会津藩といえば、龍馬暗殺の実行犯として最有力視される京都見廻組や新選組を支配下に置き、京都の治安を担当していた。尊王攘夷派の弾圧を行っており、脱藩志士らの恨みを買っていたとされ、桑名藩も京都の治安担当だった〉

 桐野氏「大政奉還が成立しないように、会津藩も桑名藩も武力によって公家を脅そうとするなど、邪魔をしようとしている。しかし、中止させることができず、大政奉還がいざ成立すると、会津藩が『一同驚愕し、これまでの努力が水泡に帰した』と嘆いたとする史料もあるのです」

 〈会津、桑名藩の怒りの矛先は、薩摩藩に向けられていた。薩摩藩邸襲撃や小松帯刀ら3人へのテロを計画したが、襲撃を察知した岩倉具視の警告によって、小松ら3人はすぐに京都から離れたとされる。しかし、最大の政敵は薩摩藩だけではなく、大政奉還建白を進めた土佐藩などもターゲットだったという〉

襲撃のターゲットが変更された?

 桐野氏「襲撃しようとした3人が帰国したことで、会津・桑名藩は振り上げた拳の下ろしどころがなくなってしまった。その身代わりとして近江屋に潜伏していた無防備な龍馬へのテロリズムを敢行したのではないか。京都見廻組がやったのは間違いない。では誰が命令をしたのか。薩摩でないことは確かです。どこなのかは想像がつくでしょう」

 〈幕府説が最有力と示唆し、桐野氏は講演を終えた〉

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