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元名大生控訴審で鑑定医「重度障害に当たらない」

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元名大生控訴審で鑑定医「重度障害に当たらない」

 名古屋大在学中に高齢女性を殺害、高校時代にも同級生ら2人に劇物を飲ませたとして殺人や殺人未遂などの罪に問われ、1審で無期懲役の判決を受けた元女子学生(22)の控訴審公判が7日、名古屋高裁(高橋徹裁判長)であり、検察の嘱託を受け捜査段階で精神鑑定を担当した舟橋龍秀医師が「重度の精神障害には当たらない」と証言した。

 舟橋氏は1審でも同様の証言をし、1審判決は元学生の精神障害について「犯行に弾みを付けたが、影響は限定的だった」と評価、完全責任能力を認めた。

 この日の公判で舟橋氏は元女子学生が犯行前後、不眠を抱えつつも社会生活を送れていたことなどを根拠に「双極性障害(そううつ病)はあったものの軽度だった」と述べた。

 元女子学生を巡っては11月の前回公判で、別の児童精神医学の専門家が精神障害の一部を軽度と判断した1審判決について「適切な判断ではないと思う」と証言した。

 1審判決などによると、元女子学生は19歳だった平成26年12月、知人の森外茂子さん=当時(77)=を名古屋市の自宅で殺害。

 24年5~7月には、仙台市で同級生ら男女2人に、硫酸タリウムを飲み物に混ぜて飲ませ、殺害しようとした。また仙台市の民家に放火し、住人を殺害しようとした。

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