産経WEST

【野球三昧】ハードル高い沢村賞…“先発完投型”にこだわらない時代が来る?

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【野球三昧】
ハードル高い沢村賞…“先発完投型”にこだわらない時代が来る?

 ただ、17勝5敗、防御率1・59と素晴らしい投球をみせた菅野でさえ完投数や投球回で基準に達していない。

パ・リーグMVPに輝いたソフトバンクのサファテ

 ハードルの高さから、先発投手の安定度を示すクオリティースタート(6回を自責点3以内、沢村賞の場合は7回)の達成率が来年から補足基準として採用されることになった。

楽天・田中が最後の投手

 先の基準をすべてクリアした受賞者は2011年の楽天・田中が最後。そこで選考の間口を広げようというわけだが、中5、6日のローテーションと分業制が確立された現在、条件を満たすのは難しく、今後も緩和されていくことだろう。個人的には沢村賞は先発完投型の投手のみが栄誉に浴する賞でいいと思っているが、その枠のせいでさらなる基準の緩和や権威を守るための「該当者なし」が連発されるようでは逆効果だ。

 沢村栄治といえば「バッタバッタと三振を取る」イメージがある。大リーグのサイ・ヤング賞では過去にはセーブ王が選ばれたこともある。バットにも触らせぬ剛球でチームの勝利に貢献した投手なら選出対象になる-。そんな時代が意外と早く来るかもしれない。(市坪和博)

このニュースの写真

  • ハードル高い沢村賞…“先発完投型”にこだわらない時代が来る?
  • ハードル高い沢村賞…“先発完投型”にこだわらない時代が来る?

関連ニュース

「産経WEST」のランキング