産経WEST

【エンタメよもやま話】イタリア&中国2博士が“神”超える野望…ヒトの頭部を移植、世界から非難殺到

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【エンタメよもやま話】
イタリア&中国2博士が“神”超える野望…ヒトの頭部を移植、世界から非難殺到

生きたヒトの頭部移植手術に挑むと公言するイタリアの有名な神経外科医、セルジオ・カナヴェーロ博士(11月17日付の英紙デーリー・メール電子版より) 生きたヒトの頭部移植手術に挑むと公言するイタリアの有名な神経外科医、セルジオ・カナヴェーロ博士(11月17日付の英紙デーリー・メール電子版より)

 また、自身の最終的な試みが世界的に広がるかどうかについては「われわれが受け取った批判の数を考えれば、この動きは国際的に広がるべきではないと考えます。もしもあなたがフランケンシュタイン的人造人間の誕生にこだわるなら、それは馬鹿げています。私の試みは医学的に非常に苦しんでいる状態に対処するためのものでジョークではありません」と述べ、あくまでも命に関わる危険な状況下にある患者に対して行うべき“手術”であるとの考えを強調しました。

■世界初「生きたまま頭部を移植」患者すでに決定

 とはいえ、医学界からの反応は批判一色。多くの専門家は、カナヴェーロ博士の試みについて科学的にも医学的にも取るに足りない実験との烙印(らくいん)を押し、彼の倫理観に疑問を呈(てい)しています。

 例えば、英の国営医療サービス事業である「国民保険サービス(NHS)」の主任研究員で、英の南マンチェスターにある移植センターの大学病院に勤務するジェームス・フィールズ医師は前述のデーリー・メールに対し「カナヴェーロ博士とシャオピン・レン博士が、ヒトの頭部が移植可能であるという真の証拠を提示するか、もしくは、より適切に、大型動物の体全体を移植する手術を行い、その動物が、生活の質を改善するのに十分な機能を回復できなければ、このプロジェクトのすべてが道徳的に間違っている」と強く批判しました。

 とはいえカナヴェーロ博士もレン博士も、医学界からの非難の嵐など想定済みです。

 カナヴェーロ博士はトリノ大学で医学を学び、トリノ大学病院で22年間、神経外科医として勤務しましたが、1982年、ヒトの頭部を移植する計画をスタートさせ、2013年に、それを具体化する「HEAVEN(ヘブン)」というプロジェクトをぶちあげました。そのため病院内で批判の嵐にさらされ、2015年、この病院を去りました。

生きた人間で…若い肉体なら、高いか安いか…手術の費用は12億円、そして

関連ニュース

「産経WEST」のランキング