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東海道新幹線、平成32年度に全車両の客室に防犯カメラ完備へ…年内には9割に設置

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東海道新幹線、平成32年度に全車両の客室に防犯カメラ完備へ…年内には9割に設置

放火事件が起きた新幹線車両の検証を行う捜査員ら=静岡県長泉町(川口良介撮影) 放火事件が起きた新幹線車両の検証を行う捜査員ら=静岡県長泉町(川口良介撮影)

 JR東海は6日、東海道新幹線の車両への防犯カメラ増設工事が年内に完了し、同社が所有する約9割の新幹線で客室内の常時録画が可能になると発表した。カメラを増設しなかった車両の引退に伴い、平成32年度には東海道新幹線の全客室に防犯カメラが完備されることになる。

 車内で非常ボタンが押されると、運転席や車掌室で映像が確認できる仕組みで、同社は「非常時の状況把握と対応の迅速化が図れる」としている。カメラは当初、デッキにのみ設置されていたが、客室の前方と後方にも取り付ける工事を昨年4月から順次、進めてきた。

 同社によると今年9月、乗客のタブレット端末が発熱して座席のテーブルが焦げた際には、映像で白煙を確認した運転士が直ちに指令所に通報するなど、速やかな対応につながった。窃盗事件の摘発に役立ったケースもあるという。

 27年6月に東海道新幹線の客室内で起きた放火事件を受け、JR各社は客室内への防犯カメラ増設や常時録画を進めている。

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