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【井崎脩五郎のおもしろ競馬学】褒められて伸びた?超人気薄馬があけた特大の大穴

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【井崎脩五郎のおもしろ競馬学】
褒められて伸びた?超人気薄馬があけた特大の大穴

 褒められて伸びる-。

 馬にもそういうタイプがいるのかもなあと、あらためて思うしかなかった。

 12月3日(日)、中京7レースのサラ3歳以上500万下で、勝ったディスカバー(16頭立て15番人気)と、3着に入ったメイショウナンプウ(同14番人気)である。

 両馬ともたいへんな人気薄だが、これは成績を見ると当然のところで、まずディスカバーは中央競馬でひとつも勝てず、公営の園田で(1)(1)(1)着という成績をおさめて再び中央競馬に戻ってきたものの、復帰初戦の前走で、勝ち馬から11馬身の10着に大敗していた。

 もう1頭のメイショウナンプウも戦歴はよく似ていて、中央競馬でひとつも勝てず、公営の園田で(1)(1)着という成績をおさめて再び中央競馬に戻ってきたものの、復帰初戦の前走で、勝ち馬から4馬身差の7着に凡走していた。

 こういう戦績の両馬が、いきなり1着と3着に激走したのである。

 はたしてこれは、どういう理由によるものなのだろう。

 思い出したのは、琉球大学名誉教授の高良鉄夫(たから・てつお)先生がお書きになった『馬と語る・馬を語る』(那覇出版社)に紹介されている、海で溺れかけた高良先生を、泳ぎ上手の愛馬が救ってくれた話。助かって、人心地ついて、「お前は賢い馬だ」と横顔や首筋をなでながら褒めると、愛馬は機嫌よく、首を縦に振り、それ以来いっそう気持ちが通い合うようになったというのである。

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