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迎春準備万端…国の重文、道後温泉本館で大掃除 松山市

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迎春準備万端…国の重文、道後温泉本館で大掃除 松山市

竹ぼうきで道後温泉本館のほこりをはらう参加者ら=松山市 竹ぼうきで道後温泉本館のほこりをはらう参加者ら=松山市

 老朽化により来秋以降の保存修理工事が予定されている国の重要文化財、道後温泉本館(松山市道後湯之町)で5日、年末恒例の大掃除が行われ、新たな年を迎える準備を整えた。

 本館は明治27年に開館し、123年目となった今年は、11月末までで昨年並みの約75万人の入浴客を迎えた。この日は年に一度の休館日で、市職員やボランティアら約70人が休憩室の畳替えや軒下の清掃など、手の届かない所のほこりを払った。

 大掃除を利用した本館見学会も同時に開かれ、参加者は畳が外された休憩室の床板など普段は見られない建物の裏側を熱心に見入っていた。初めて入館したという同市の渡部智子さん(57)は「建物全体がまるで迷路のよう。掃除を終えて風呂に入るのが楽しみです」と話した。

 本館は来年秋から、一部営業しながら、約7年かけて保存修理を行う。市は文化財を未来に継承する機運を高めようとクラウドファンディング(ネットによる資金調達)による寄付を市内外から募集している。

 同温泉事務所では、年末年始(29日~1月3日)の利用客を約2万人と見込んでいる。

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