産経WEST

【虎のソナタ】契約交渉、昔のようなスリルとサスペンスなし…選手と球団が互いに“忖度”でスイスイ

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【虎のソナタ】
契約交渉、昔のようなスリルとサスペンスなし…選手と球団が互いに“忖度”でスイスイ

オリックス・金子(右)と番組収録に臨んだ糸井(MBS提供) オリックス・金子(右)と番組収録に臨んだ糸井(MBS提供)

 契約更改もいよいよ“主役級登場”という感じで、この日はタイガースは中谷将大外野手→鳥谷敬内野手→梅野隆太郎捕手→高山俊外野手→上本博紀内野手の順に、球団事務所でいずれもサインした。その詳細については、どうぞ我がサンスポの精鋭部隊が取材して記事を書いてますからお読みください。

 でね、私みたいな老醜をさらす敗残兵? の元トラ番としては、この契約更改交渉というのにも昔はスリルとサスペンスがございましたが、最近はあまりにスマート? でハラハラドキドキがないのもチト残念です。

 それでそれなりに球団側も選手も互いに“忖度(そんたく)”して、時代劇の『水戸黄門』みたい…とはいわないが越後屋、お主も…いえお代官さまこそ…という呼吸がぴったりで年に一度の選手と球団との「真摯な対話」(忖度?)によって意外にもスイスイなのです。

 何をさっきから奥歯にモノが挟まったようなことをフガフガ言っとるのか? と言われそうだが実は、ある意味ではこの“忖度”というのは必要な場合もあるし、逆に痛くない腹を探られる…ということだってある。

 それで思い出すのは初代ミスタータイガース、藤村富美男。父親は海軍の呉工廠(こうしょう)につとめる実に誠実な人物で、7番目の子供である藤村さんに口グセのように「会社には感謝せないけん」と言い続けた。

 それが耳にこびりついているから、藤村さんはいつも年末の契約は一発更改。それも先陣をきってイの一番に一発サイン。人気と実力からいってもかなり安い金額だったと聞いた。

続きを読む

「産経WEST」のランキング