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【関西の議論】「ゴミから多額の現金」事例続々…孤独死、タンス預金、問われる家族のあり方

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【関西の議論】
「ゴミから多額の現金」事例続々…孤独死、タンス預金、問われる家族のあり方

高齢者を孤立させないことが大事

 「えっ、おじいちゃん、そんなにお金残してたの!」

 近畿一円で遺品整理サービスを行っている「エクシア」(大阪市中央区)の亀澤範行社長は、遺族の驚きの表情が忘れられない。

 同社には遺品整理の依頼が月約60件も寄せられており、そのうち約3分の1が孤独死した高齢者の自宅で行っている。遺族立ち会いのもとで遺品整理をしていると、高額の現金が見つかることが多い。

 亀澤社長によると、過去には数十万円から1500万円の現金のほかに、残高約4千万円の通帳、約250万円の貴金属、1500万円の骨董品が見つかったケースも。同業者からは、現金約1億円が入ったカバンが押し入れから見つかったとの話もあるという。

 「同居家庭では、遺品整理は思い出探しのお手伝いだが、1人暮らしの高齢者の部屋だと事情が変わる。ほとんどのお年寄りが生前から家族と遺産や遺品の話をしていないようで、遺族の7割は遺品整理で初めて遺産の存在を知って驚かれる」と亀澤社長は話す。

 一般社団法人「遺品整理士認定協会」(北海道千歳市)によると、6年前に全国で約800社とみられていた遺品整理業者は、現在は約8千社。中には、遺品を着服したり、不用品として回収、廃棄するだけの業者も多く、処分を急ぎたい遺族には“落とし穴”になっているケースも指摘されている。

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