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【関西の議論】「ゴミから多額の現金」事例続々…孤独死、タンス預金、問われる家族のあり方

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【関西の議論】
「ゴミから多額の現金」事例続々…孤独死、タンス預金、問われる家族のあり方

 一方、5月には、奈良県御所市で「ゴミの分別中に1千万円を見つけた」と廃棄物処分場の従業員が県警に届け出た。ところが、その後の調べで、実際に拾ったのは2千万円だったことが判明。残りの1千万円は従業員5人で山分けしていたことがわかり、窃盗容疑で書類送検される事件にまで発展している。

 警察白書によると、平成28年に拾得物として警察に届けられた現金は全国で計約177億円にものぼり、5年前と比較しても約20億円も増えている。ゴミとして捨てられた現金は集計されていないが、今年ニュースになっただけでも全国で1億円を超えている。

外出ためらい、自宅に「タンス預金」

 いったい、なぜこれだけ多額の現金が捨てられるのか-。

 背景として考えられるのが、1人暮らしの高齢者が死亡した後、遺族が遺品整理をせずにゴミとして捨てたり、家を取り壊した際に家具や廃材と一緒に処分したりするケースだ。

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 内閣府によると、65歳以上の高齢者人口は約3459万人(平成28年10月1日現在)。総人口に対する割合は、昭和45年の約7%から平成6年に14%、28年には27%と高齢化が進んでいる。1人暮らしの高齢者も、12年の約303万人から27年の約592万人と、倍近くに増えた。

 これに対して、東京23区で孤独死した高齢者は平成27年は3116人(東京都監察医務院調べ)にものぼっており、10年前の2.16倍となった。東京以外の都市では孤独死の集計はないが、大都市では高齢者の孤独死は深刻な問題だ。

えええっ! 止まらぬ「タンス預金」45兆円! しかも…

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