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【衝撃事件の核心】かくて偽装は行われた…東洋ゴム子会社社長が法廷で“告白”した事情とは

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【衝撃事件の核心】
かくて偽装は行われた…東洋ゴム子会社社長が法廷で“告白”した事情とは

初公判を前に枚方簡裁に入る東洋ゴム化工品の森下敏彦社長ら=9月26日、大阪府枚方市 初公判を前に枚方簡裁に入る東洋ゴム化工品の森下敏彦社長ら=9月26日、大阪府枚方市

 同社では現場の社員は部門を越えて異動することがなく、入社時に配属された工場で多くの社員が会社人生を終えるという。川崎博也会長兼社長は「人事が固定化し、独自の誤った考え方が醸成されたのではないか」と話した。

 人事の固定化で会社の風通しが悪くなったということだろう。東洋ゴム工業の免震データ偽装事件の被告人質問でも、この点が取り上げられた。

 --裁判官「会社として下から上に言いにくいということはないのか?」

 --森下社長「全ての部門でそうではないが、中には(言いにくい状況が)あったので、こういうことが起こった」

 --裁判官「引き返す(不正をやめる)ポイントはあったのではないか」

 --森下社長「事業を始めるときに技術力が不足している、できなかった物(不良品)は出さない、途中で(不正に)気付いたなら止める、など、引き返すポイントはあった」

「会社として隠そうとしたわけではない」 

 11月下旬に製品検査データの改竄を公表した東レでは、平成28年7月に事実を把握していたが、公表まで1年以上を要した。東洋ゴム工業の事件では、25年6月ごろから性能偽装の事実を把握していながら、27年3月まで公表していなかった。この点もどこか似通っている。

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